みんなの顔合わせ会。二人から、最初の親孝行をしよう。

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• 俊介さん　「そもそも顔合わせ会の前にご両親に挨拶に行ったときに、信じられないくらい歓迎されなかったんですよ。到着してから90分お茶がでなかったという（笑）。今でも覚えているのが、お義母様に『誰が聞いても何をしている会社か分かる人だったら、今すぐYESって言います』と言われたことですね。あれは過酷だったなぁ…」
• 紗織里さん　「本当スミマセン…。『生い立ちや学歴などの資料を持ってくるように伝えて』なんて言われて。一人娘だったので、どんな人のところに嫁ぐかただただ心配で疑ってかかったんでしょうね」
• 俊介さん　「友人からは『基本ウェルカムな姿勢で受け入れてくれるよ』と言われていたからビックリしましたけどね。完全に圧迫面接ですよ。これは『顔合わせ会』もしっかりしないと、大変なことになるなと思いましたね（笑）」

• 俊介さん　「結婚式を義理の両親がいる東京のホテルニューオータニでやることでほぼ決定していたので、『顔合わせ会』は、私の実家のある神戸でやろうということになりましたね。そこは、楽しんで頂けるよう会計も含めて全部アテンドした感じです」
• 紗織里さん　「会自体は、形式的なことは乾杯の挨拶くらいで、あとは終止和やかに進みましたね。会話の主導権は俊介さんのお義母さまが握られていましたね」
• 俊介さん　「『挨拶に行ったときに厳しいことを言われたので覚悟しておいた方がいい』と伝えておいたから、隙を与えないように攻勢に出ていたのかもしれないね（笑）」

• 俊介さん　「会の後に両家家族をワゴンカー1台に乗せて、神戸を案内したことですね。その時期は桜が満開だったので、桜の名所に行ったあと、私の実家に招きました」
• 紗織里さん　「会ではまだかしこまった部分はありましたけど、観光したり、実家に行ったことで、空気が和やかな親戚モードに変化していきましたね。彼の家で昔のアルバムを見たり、家にいた義弟くんも交えて会話したりして、飾らない素の部分をお互いに見せることができて、いろんな面で安心してもらえてかなと」
• 俊介さん　「神戸と東京なんで頻繁に会うこともできないし、『顔合わせ会』の2時間や3時間で、両親や自分の家族のことをきちんと知ってもらうのは難しいだろうと思って。観光したり、実家に招いたり、ある程度密度の濃い時間を共有することでしか分からない部分はあるかなとおもったんですよ。実家で私の父とお義父さまに婚姻届の承認欄にサインしてもらったことは印象的でしたね」

• 紗織里さん　「頻繁に交流している訳ではないですけど、私たち夫婦のことや伊澤さんのご家族のことも安心して見守ってくれています。それもこれも『顔合わせ会』で信頼を勝ち得たからなのかなって思いますね」
• 俊介さん　「以降、結婚式の段取りとかで何かと口を挟まれたりはしなかったですね。だから僕の『顔合わせ会』での一大プロジェクトは成功したかなと（笑）。家族や自分のことを信頼してもらうターニングポイントになったのが顔合わせ会だったなと振り返ってみて思いますね。だから『結婚式はこだわりたい』という想いがあるなら、まずは顔合わせ会で相手方のご両親に安心感を与えてあげることが大切だと思います。楽しい会をセッティングできれば、安心してくれるので、主導権を握らせてもらえるようになりますよ」
• 紗織里さん　「唯一心残りなのが、写真をすっかり撮り忘れてしまったことですね。普段からあまり写真を撮る習慣が夫婦ともに無くて……。結婚式のムービーとかで顔合わせ会の写真をスライドで流すと映えるんですけど、それができなかったのが残念でしたね。ですから、これから結婚を迎える人たちには、忘れずにして頂きたいですね」

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